アルマンブログ

2019年 PDCAはもう古い・・未来思考型 FFA

2019.01.03

こんにちは。
オーダーメイド収納ラック Mr.Aluman 元店長 JunJunです。

2018年も終了し、2019年がスタートしました。今年もよろしくお願いいたします。

今年は自身で壁を作らず考え方の幅を拡げる一年にしたいと思います。

・・・キーワードは「フィードフォワード」です。

フィードフォワードは、未来完了形の自己変革を目的としたアイデアを周囲の人間から集める、人材育成の手法を指す用語です。人は「知的学習においてフィードバックのような意見の収集を本能的に認めたがらない」とされており、フィードバックに代わる新たな人材育成方法としても注目されています。

フィードフォワードは、結果から軌道修正を行なうフィードバックと異なり、解決策に焦点を当てた未来を見据えたアドバイスを重視しています。そのため、チームメンバーへの批判的なアドバイスの抑制、前向きな姿勢・自主性の育成および訓練に効果的といわれています。また、助け合いの精神で、チーム全体で取り組まれることから、組織のコミュニケーションの円滑化や結束力の強化、客観性の担保にも効果的との事です。コーチングや業務のワークフローとも併用しやすく、現場の人材育成力の強化にも効果が期待できるという、過去に捉われない未来の実現に向けた未来型思考です。

「フィードフォワード」は、「フィードバック」の反対の意味を持つ言葉です。私たちは、自分の言動について気づいていないことがたくさんあるとの事です。マネージャーとして成長するためには、周りからのフィードバックを積極的に受け、自分自身を変革していくことがとても重要です。
若い時は、本人を成長させるための指導という形で、周囲から「フィードバック」を受ける機会が多くります。本人も自分を変えようという意識があるため「フィードバック」を受け入れやすいと思います。

ところが、ある程度の経験を積むと、周囲からの「フィードバック」は少なくなります。周囲は「こんなことを言うと嫌われるのではないか」とおそれ、気づいたことがあっても、口に出さなくなります。そもそも、人は「フィードバック」を素直に受け入れにくい傾向にあります。

「フィードバック」や「PDCA」に馴染んでいると、「過去の振り返り」が必要だと感じるのだと思います。ですが、実際にはPDCAは回りません。かなり頑張っても回りません。その明確な理由があるとの事です。

その理由とは、PDCAは私たちを「過去にしばりつける」との事です。もちろん、PDCAの本来の目的は改善を通して良い未来を作ることです。
それなのに、「C(CHECK)」が強力すぎて前に進めないのです。
「フィードバック」によって私たちが過去にとらわれてしまい、未来を築けなくなるのと同じ原理です。認知科学的に考えても、意識的に過去を振り返るのは大きなリスクを伴います。

◆「フィードフォワード」→「アクション」サイクルでは
(1)ゴールを設定すると
(2)脳は「無意識の振り返り」を行いながらゴールを見直しつつ
(3)アクションを取りながらも、同時に「フィードフォワード」の中でも「ゴール設定」→「無意識の振り返り」が行われるということが繰り返し行われます。

この思考法によって、今までのPDCA思考では想定できなかったスピードでゴールを達成することができるようになります。また、「無意識の振り返り」というステップの存在によって、正確性を求められる分野においても安全確実なアウトプットを生み出すことができるようになります。

意識的に過去を振り返るCHECKを行うと過去に縛られ、また、このCHECKの存在によってCHECKの存在を前提にしたPLANになってしまい「後ろに体重がかかったまま走る」ようにすらなります。

そして、PDCAのもう1つの問題が、「P(PLAN)」です。

PLANするのはもちろん良い未来を作るためですが、このPLANという言葉を聞くと、つい積み上げで物事を考える習慣が発動するケースがあります。
そこを「フィードフォワード」→「アクション」では、「ゴール設定」から始めることを明示してあります。ですので、認知科学的に完全に効果的との事です。

PDCAは20世紀において、画期的な発明で世の中の発展に大きな貢献をしてきましたが、そろそろ時代遅れになっています。
新しい概念として「フィードフォワード」→「アクション」プロセス=『FFAプロセス』の実践を2019年はしていこうと考えています。

(by JunJun)

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