アルマンブログ

内寸を指定してアルマンを注文するには?

2019.10.04

皆様、こんにちは!
アルミ製オーダーメイド収納ラック「ミスター・アルマン」店長の山口です。

この頃はMr.Alumanも立て続けにご注文を頂いており、弊社でも嬉しい悲鳴があがっております。
それに伴って、「こんなイメージのラックを作りたいのだけど、どう注文したら良い?」という旨のお問合せをいただくことも増えております。
中でも内寸幅棚板同士の間隔を指定したいというご要望が特に多く見られます。
テレビやパソコンなど…設置する物に合わせてラックを選ぶときは、ラック自体のサイズではなく収納できるスペースの大きさが肝心です。
しかし、残念ながら現在のMr.Alumanでは最大外径寸法(ラック自体のサイズ)を入力しなければ注文ができません。
…そこで!今回は内寸から必要な注文寸法を計算する方法をお教えします!!


棚板の内寸幅を指定したい!



棚板の内寸幅を指定して注文したい場合の計算方法は2種類あります。
一つ目は支柱と支柱の間を測って計算する方法。
例えばテレビなど収納物の最大幅が支柱の間に収まればよい、という時に使います。
この場合は、指定する内寸幅に+74㎜で注文してください。

もう一つはアルミ棚板部の幅を指定して計算する方法。
アルマンの棚板は、アルミ部分と両端の樹脂部品との接合部に約3㎜ほどの段差があります。
そのため、水槽など接地面が平らでなければならないものを配置したい場合はアルミ棚板部の幅から算出する必要があります。
この方法では、指定する内寸幅に+142㎜で計算が可能です。

いずれの方法でも、収納したいモノの幅寸法より10~30㎜ほど多く内寸幅を見積もっておくと、
実際に収納物の配置がスムーズに行えます。


棚板同士の間隔を指定したい!


続いては「棚板と棚板の間の高さを指定したい」というご要望です。
アルマンのラックは棚板やフレームの取り付け位置を5cm刻みで調節できる仕組みになっています。

ですが棚板自体の厚みが30㎜になるので、実際に指定できる棚板同士の間隔は2・7・12・17…cmと限定されます。
収納物の高さに合わせてラックを注文したい、という時はこの条件を覚えておくと便利です。


《上級編》段違いの棚を作る


最後にちょっとだけ難易度の高いアイテムの注文方法についてご紹介します。
こちらはお客様から実際に頂いたご要望で、幅の違う2つの棚が合体したような、段違いの棚を作りたいというものです。


こちらの画像の場合だと、必要な棚板のサイズは
①左側の棚…A ②右側の棚…B ③天板…C
の3種類です。
このうちどれかの寸法が異なると、ラック自体が組み立たなくなってしまうので要注意です…!

では、今回はアルミ棚板部から内寸幅を指定する方法で計算してみましょう。
はじめに、左右の棚板A・Bは
A = 内寸幅α + 142㎜
B = 内寸幅β + 142㎜
で問題ありませんね。

厄介なのは天板Cの幅の出し方です。
内寸α・βにプラスして、両端の支柱と樹脂部品、さらに中央の支柱と樹脂部品の分の幅まで長さに含めなくてはなりません。
両端の樹脂部品分は142㎜で良いのですが、中央の支柱・樹脂部品の幅の算出方法はちょっと特殊になります。
「最大幅 ー アルミ棚板部の内寸幅」  -「最大幅 ー 支柱間の内寸幅」 + 「支柱の幅」
= 142㎜ - 74㎜ + 30㎜ = 98㎜
以上から、
C = 内寸幅α + 内寸幅β + 142㎜ + 98㎜
で求めることができます。
文章で説明すると少し複雑ですが、勘の良い方なら何となく理屈は理解できるかもしれません。

ちなみに、支柱間の内寸幅で指定してサイズを計算する場合は
A = 内寸幅α + 74㎜
B = 内寸幅β + 74㎜
C = 内寸幅α + 内寸幅β + 74㎜30㎜
で計算すればOKです。


ご心配な点はいつでもお問合せください!


以上、内寸を指定してアルマンの注文寸法を計算する方法をお伝えしましたが、
やはり思い通りのラックを注文できるかご心配な場合は、お気軽に私達にお問合せください!
質の高いオーダーメイドラックをお届けするために必要なのは、高い技術力だけではありません。
お客様のお悩みを解決したい、満足してもらいたい、という思いやりの心が欠かせないのです。
注文されたサイズ通りに作って、期日通りに届けて終わり、では私たちの仕事ではありません。

システムの都合上、完全にご希望通りのアイテムをお作りできない、という部分がどうしても出てきてしまいますが、
それでもお客様には必ず納得できる結果をお届けしたい、という想いで懇切丁寧な対応を心掛けております。
まだまだ未熟な部分もありますが、もっとたくさんの満足をお届けできるよう、これからも励んで参ります!


~~筆者プロフィール~~
ミスター・アルマン店長
山口 望 (Nozomi Yamaguchi)

1992年生まれ、新潟県見附市 出身。
2017年3月に入社し、わずか1年半でミスター・アルマン店長に就任。
「無駄なし・手間なしの効率収納」の提案・発信を目指しつつ、
自分自身もまだまだ理想の収納について勉強中。


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