アルマンブログ

技術力で人命救助

2019.04.24

みなさま、こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフの深澤です。

今日は飛行機の話題をお届けします。

飛行機といえば、速く飛ぶものというイメージだと思います。
しかし日本にはとても考えられないような遅い速度で飛ぶことができる飛行機があるのです。
それは海上自衛隊が装備する「救難飛行艇US-2」という飛行機です。
正確には飛行機ではなく、飛行艇というカテゴリに分類されます。
飛行艇ってなに?と思った方のために簡単に説明しますと、飛行艇とは陸上の舗装路ではなく、水面を滑走路として使用し離着陸(離着水)できる航空機のことです。

実は日本は戦中から飛行艇を作っており、その性能は折り紙つき。
現代の技術を集めて作られた飛行艇は、当時よりもさらに高性能な飛行艇となっています。
その象徴が「低速で飛行できる」ということなのです。

通常航空機は速度を保ち翼によって揚力を発生させて空中に浮いています。
もちろん速度が落ちれば揚力は低下し、墜落してしまうというのが航空力学としては常識になります。
いわゆる「ストール」という状態です。
しかし、その常識を覆すほどの低速でも墜落しないのが、US-2ということですね。

では、低速で飛行できるとなにがいいのか?
まず、低速で飛行できるということは、離水までに必要な滑走距離が短くなるということです。
水上では水の抵抗もかなりあり機体にかかる負担も大きくなります。
さらに波等が発生していれば、不安定な状態の水上よりも早く空中に浮いてしまったほうが安定できます。
そしてもうひとつ、低速飛行ができることで要救助者を発見する確率を高めることができるのです。

ちなみにこのUS-2耐波性も高く3mの波であろうとも離着水が可能ということです。
これは世界で唯一と言えます。
日本の高い技術力は、人命救助においても活用されているという事例でした。

さて、技術力という部分では弊社におけるウィークポイントでもあります。
人を育て、技術力とノウハウが蓄積できる、そういった商品づくりをしていけたらいいなと思います。
そのためには、まず自分が成長しないといけませんね…。

 

以上、本日は【技術力で人命救助】について深澤がお伝え致しました。
次回の更新も、ぜひご覧ください。

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