アルマンブログ

物理的ドメインと機能的ドメイン

2019.02.23

こんにちは。
JunJunです。

今回は真面目なお仕事の話をしたいと思います。。。

私は商品開発のお仕事をしています。
商品開発をする上での基本的な考えですが、商品開発は商品、サービスそのものではなく、お客様に提供出来る価値は何なのかを掘り下げることが大切です。。

例えば、製薬メーカーの売り物は「医薬品」ですが、薬によって健康を回復すると言う効用を実現していると考えれば「健康回復」を売っているのだと定義できます。
提供する商品・サービスそのものを「物理的に設定」したものではなく「機能的に設定」したもので捉える事がポイントです。

他にも例をあげると、以下のように考えられます。
「物理的設定」⇒化粧品 「機能的設定」⇒美肌
「物理的設定」⇒映画館 「機能的設定」⇒感動

提供する「モノ」そのものではなく提供する「価値」が何なのかを考えることが基本です。
そうすることで、プロモーションの際に打ちだすメッセージが自ずと決まってきます。

ただ単に「新発売の化粧水 2980円」というメッセージを打ちだすより「お肌が5歳若がえる、新発売の化粧水 2980円」というメッセージにした方が、ターゲットに届きやすくなります。
マーケティング方法の決定の目的は、どのようにしてターゲットにアプローチするかですので、このようにターゲットが喜びそうなこと、関心を示しそうな事を考えて行くことがポイントです。

専門的な言葉で言うと、事業領域における物理的ドメインと機能的ドメインです。
もっとわかりやすい言葉でいうと「モノ売り」と「コト売り」です。

ただ「モノ売り」「コト売り」という言葉を使っている人でも、この区分がキチンとできていない人が多くいますので注意したいですね。

売れているお店は「コト売り」がキチンとできているお店です。

「モノづくり」から「コトづくり」へ。でも今はその先の「ヒトづくり」に注目が集まっています。
そうすると自ずと今後の戦略ドメインの方向性は決まってきますし打ち出すポイントは見えてきますね。

今回は、ちょっと真面目なお話をさせていただきました。。。

(JunJun)

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