アルマンブログ

既存、だけど新しい

2019.02.21

みなさま、こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフの深澤です。

本日はネットでおもしろい新サービスの告知を見つけましたのでご紹介いたします。
それは、「釣った魚を個人間売買できるオークションサービス」です。
サービス名は「Fish Sale」というもので4月からサービス開始の予定だそうです。

内容としては、個人が釣った魚を写真、説明、価格を登録する形で1匹から出品することが可能で、買う側についてはオークション形式で競り落とすというものになるようです。
私も釣りをするので「釣り人あるある」というものが理解できます。
例えば、狙っていた魚が思ったより釣れすぎてしまう場合。
私は基本釣れすぎる場合はリリースするのですが、それができない場合もあります。
釣り上げた際のミスで魚が死んでしまったり、水深100m程度から魚を引き上げると急激な水圧の変化により内蔵が口から飛び出したり、海に帰せない場合もあるわけです。
そういった魚をロスすることなく消費することができれば、命を無駄にせずに済みますし、それでおこづかいが稼げるなら、また釣りに費用をかけることができる。
買う側も、魚市場のような鮮魚を扱うお店が休みであっても魚を購入することができる、などのメリットがあると運営側は説明しているようです。
このサービスは、その「釣り人あるある」を解決する画期的なサービスといえるでしょう。

しかし、鮮魚は非常にリスキーな商品と言えます。
食中毒や寄生虫の問題もありますし、産地(釣った場所)などがわかりにくいなどのデメリットを抱えています。
最悪、食中毒の問題は火を通せばある程度は防げますが、寄生虫に関しては完全に買う側がリスクを負うことになります。
また、毒魚などを他魚種と勘違いして売ってしまう可能性もゼロではありません。
そういった問題に関する責任の所在がどこにあるのかということがネットでは議論されているようです。

日本という市場の特性でもありますが、パイオニアは批判を受けやすいものです。
リスクや問題を整理し、法的に問題ないときちんと認められたなかで運営を開始してもらいたいですし、このサービスが釣り人に受け入れられるのかも気になるところです。
ただ、成長に時間のかかる根魚等を狙って乱獲し、オークションにかけるような水産資源を荒らす行為だけはしてほしくないと思います。
(根魚は基本的に食味が良く、一般的には高級魚として取り扱われる魚種が多いですが、成長速度が他魚種に比べると遅い傾向にあります)

既存の仕組みをうまく利用して、世の中にないものを生み出すひとつの例として取り上げさせていただきました。
私も現在は開発者の端くれですし、そういった部分を見習っていきたいなと感じました。

 

以上、本日は【既存、だけど新しい】について深澤がお伝え致しました。
次回の更新も、ぜひご覧ください。

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