アルマンブログ

ものづくりの手法

2019.02.06

みなさま、こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフの深澤です。

今日は製造技術に関する話題をお届けします。
現在物を作る際の基本的な製造方法は、切削加工による削り出しや溶接等をおこなう組み立てが一般的です。
その他、近年一般的になりつつあるのが3Dプリンタ。
樹脂に始まり、現在では金属もプリントできるようなものまで登場しています。

その3Dプリンタですが、基本的には積層と呼ばれる薄い層を重ねる方法で物の形を成形していくものがポピュラーです。
ですが、現在カリフォルニア大学で研究されている3Dプリンタは光を使って、特定の空間全体のレジンを硬化させて立体物を生み出す方式なのだそうです。
レジンといえば模型やミニチュア製作でよく使われる素材で、模型製作の際も積層して成形するのが普通です。
しかしこの新3Dプリンタは狙った空間のレジンを硬化させるため、レジンのプールから立体物が現れるという逆のプロセスを辿るようです。

一体どういった仕組みなのかというと…。
CTスキャナに着想を得たものだということで、まず印刷したい立体物のいろいろな角度の画像を用意し、それを繋げて動画にするそうです。
そしてその動画をレジンに照射し、光の強さで硬化する液体とレジンを同期させると立体物が成形される仕組みだそうです。

これによって従来の3Dプリンタと比べて何がよくなるのかというと、この新3Dプリンタの方が圧倒的に早い!
今は数センチ四方の物体しかプリントできないようですが、それでも驚異的な速度は十分に強みと言えます。
加えて積層と違い、空間自体を硬化させるので、バリやゴミも出ないそうです。

ものづくりの手法は時代とともに進化していくものですが、近年の進化スピードはとても早くて追いついていけません。
弊社もメーカーという立場でありますから、こういった技術には敏感にならないといけないと思いました。
導入できるかどうかは将来性や稼働率の問題もあるでしょうし、お金のかかることですから「じゃあやろう!」というふうにはいかないかもしれません。
それでもやはり、知っているの知らないのでは発想が変わってくると思うので、情報としてはしっかり頭に入れておくべきですね。

 

以上、本日は【ものづくりの手法】について深澤がお伝え致しました。
次回の更新も、ぜひご覧ください。

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