アルマンブログ

求める人物像

2018.10.12

こんにちは。ミスター・アルマン元店長のJunJunです。
先日、ある企業コンサルタントさんの記事が目にとまりました。非常に共感できましたので少し紹介したいと思います。

 

記事は以下の通りです。
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人材不足の昨今、各社の採用活動の現場では求める人物像を明確にする動きが活発になっている。

当然、企業によってその求めている学生は変わるのだが、多くの企業から「素直さを持った学生が欲しい」という声を聞く。そして、よくよく聞いてみると、会社によってその「素直さ」の定義は違う。

時代の移り変わりが急スピードになっている今の世の中、この「素直さ」がより必要な能力になることには自分も異論はない。しかし、この「素直さ」という言葉だけが一人歩きした状態で、しっかりと定義化されていない状態には警鐘を鳴らしたい。

「素直さ」と一言でいっても、人によって色々な捉え方ができてしまう状態では、当たり前であるが、面接官によって「素直さ」への評価基準がバラバラになる。そうならないように、自社における「素直さ」とはどのようなものなのかをしっかりと定義づけることが大切である。

私は、「素直さ」について、下記のように考えている。

素直さの図

図の通り、素直さとは「あらゆる刺激を受け入れることができる力」であり、その「あらゆる刺激」という点は、大きく分けると3つに分かれる。

①「環境や変化」
②「(自分とは異質な)他人や意見」
③「現実の自分」

全ての要素を踏まえた「素直さ」を求める会社もあるが、どの「素直さ」を重視するのかは以下のように会社によって異なってくるだろう。

市場環境や事業戦略の変化、あるいは、住む環境や生活スタイルの変化を柔軟に受け入れることが得意な人が活躍する会社であれば、「環境や変化」を受け入れることができる力を素直さとして重視するだろう。

自分とは年代、文化、立場、考え方が違う人やその人の意見も受け入れられることができる人が活躍する会社では、「(自分とは異質な)他人や意見」を受け入れることができる力を素直さとして重視するだろう。

現在の自分自身の能力や性格、長所短所を受け入れることができる人が活躍する会社では「現実の自分」を受け入れることができる力を素直さとして重視するだろう。

上記の内容を深めてさらに考えると「素直さ」は色々な言葉に置き換えることができる。

素直さ
=「環境や変化」を受け入れることができる力
=柔軟性・・・①

素直さ
=「(自分とは異質な)他人や意見」を受け入れることができる力
= 傾聴力・・・②

素直さ
=「現実の自分」を受け入れることができる力
=自己認知、成長力・・・③

そして、①②③全て含めて、成長力。

これらの能力は、これからの時代、どの企業でも必要な能力となってくるだろう。以前に、とある採用担当者の方と「素直さ」について徹底的に話をさせてもらったことがあるが、その方も「素直さ」の必要性を重要視しており、採用の現場でもこの「素直さ」を見抜くための工夫をされていた。

この「柔軟性」「傾聴力」「自己認知」「成長力」について、それぞれ見ていきたいと思う。

<柔軟性>
環境や状況の変化に柔軟に対応できるという意味での柔軟性。時代の移り変わりが急スピードになっている今の世の中、『自分に合った環境』というより『環境に自分を合わせる』という人材が求められている。ある人事の方は「慣れない環境だとしても、まずは身を置いて目の前のことに一生懸命がんばれる人が結局は活躍している」とおっしゃっていた。

<傾聴力>
相手のことを心底理解するように話を聞くという意味での傾聴力。下記の「自己認知」と重なるが、素直な人を聞く耳を持っている。ある人事の方は「入社後、愚直に先輩の言うことを聞いて、その上で改善ポイントを見つけブラッシュアップできる人材は最短で成長している」とおっしゃっていた。(ちなみに、傲慢さがある人は、一見、人から話を聞いているようでも、心では「そうは言うけど自分の方が正しいでしょ」と相手の話を心底理解しようとしない傾向がある。)

<自己認知>
自分のレベルを良く理解し、現状で満足しないという意味での自己認知。つまり、素直な人は「井の中の蛙」にならない。逆に言うと「井の中の蛙」になっていないから素直に人の話を聞いたり、物事から学び取れるのだろう。ある人事の方は「お山の大将になっていては、登るべきもっと高い山が見えなくなってしまう」とおっしゃっていたが、まさに「自己認知」を表現するわかりやすい例である。

<成長力>
結局は「素直さ」がある人材は、謙虚で人の言うことも聞き入れ、そこから学習でき、さらに上を目指すからどこまでも成長する。一方、「素直さ」にかけると、人の言うことも傾聴できず、井の中の蛙の頑固者だと成長の伸びしろの限界が低くなる。仕事に慣れてくると何もできていないのに、能力が無いことすら認識できず、謙虚な気持ちや素直さが欠けてくる。

このように、考えれば考えるほどに、採用の現場での見極めにおいて「素直さ」は重要な要素の一つであると言える。貴社においても、まずは、自社における「素直さ」の定義を明確にして頂きたい。

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この企業コンサルタントさんの記事を読んで、とても共感できました。
我が社においても、まだ入社歴が浅いですが一生懸命に頑張っている若手達が存在します。
その有望な若手達の共通点は「素直さ」だと感じています。今後の成長が非常に楽しみですし、今後は更に輝いていってほしいと思っています。素直に応援してあげたくなりますよね。。。。

私も若手に負けないように素直さを持って頑張らないとですね。

(by JunJun)

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