アルマンブログ

「SHIEN学」という考え方

2018.09.22

静岡大学大学院教授の舘岡康雄教授が提唱するSHIEN学というお話に共感しました。。。。

そのお話を少し・・・
結論としては、昔からの価値観、「とにかく相手との競争に勝ち抜かなくては生きて残ってはいけない」「相手を助ける事は損だ」という西洋的な考え方が既に古い価値観ですよ、いう事です。

大手自動車メーカーNに務めていた時、ライバルとの競争により車の開発期間を40ヶ月から30ヶ月に短める必要があったそうです。その時は開発、製造などの各部門が頑張って業務改善を行い達成したそうです。でもさらに市場競争が激化し今度は30ヶ月の開発期間を20ヶ月にしなければならなくなった時、各部門はもう考えられる改善をやり尽くしていたので、もう打つ手がなかったそうです。。。。

そこで何をしたか・・・今まで接点の薄かった部門とも連携し合い、自部門の不得手な業務はしてもらい、自部門が得意な業務はしてあげるという業務の交換、支援をしあう仕組みに変えていったとの事。この相互に支援しあう、してもらう、してあげる働き方をした事で社内のコミュニケーションも良くなり会社の業績はV時回復したそうです。。。

ただ、残念な事が一つあって、それは日本人には「組織の決まりだけ守っていればよい、自部門だけ、言われた通りにしよう、怒られないようにすればよい」という受け身の考え方が染みついていると舘岡教授は言われています。
それを打破するのに大事なのは、テクニックではないという事です。同じ志をいだき、利他の心でお互いの能力を出し合って一緒に事業を作っていく喜びを感じ合う事ですよ、という事で締めくくっています。

これは「ミスター・アルマン」を運営する株式会社シンドーが行っている理念経営そのものです。10年以上も前から我社で言われている事です。
利他の心はこれも今、我社で行っているWLB(ワークライフバランス)の働き方改革の考え方そのものです。

ここから学習することは多いのではないでしょうか・・・私自身、勉強します。。。

(by JunJun)

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